ゆきひらなべ(行平鍋・雪平鍋)
和風鍋であり、中程度の深さの片手鍋。煮物、茹で物、出汁を作る時など、鍋を利用する日本料理で使用されることが多い万能鍋です。蓋は落とし蓋を利用します。
鱗のように表面を覆うポリゴン状の模様は、銅版を金槌で叩いて成型した跡です。鍋の表面を打ち出し、強度を付けます。また打ち出すことが表面積すなわち加熱する面積を増加させ、熱の伝導をさらに高めます。
錫を焼き付けた内側は雪のような美しさ
打ち出しが表面積、すなわち加熱する面積を増加させ、熱の伝導性を更に高めます。打ち出すことによって、強度が増し、変形しづらく、丈夫になります。
製造は中村銅器製作所
大正初期に創業、創業80年を迎える老舗工房「中村銅器製作所」。
今も尚昔ながらの手法で「銅鍋」を職人がひとつひとつ丁寧に作り上げます。職人の手が生み出す、こだわりの調理道具です。
ずっしりと重厚感のある中村銅器製作所の行平鍋は、銅に厚みを持たせることで、蓄熱された余熱で調理できます。その伝導率の高さから、微細な火加減をそのまま伝えてくれます。
セットの落とし蓋もこだわりの品
こちらの中村銅器製作所の銅の行平鍋には、双葉商店の落とし蓋がセットになっております。
「まな板は、母の心である。コトコトと台所よりひびく音には、幸を思う母の願いが込められている。真新しいまな板を手にする時、そこにはじまりがある」をポリシーにする双葉商店。代表的なまな板のほかに、いちょうで作られた落とし蓋も製造。イチョウ材専門店ならではのこだわりの一品です。
<お買い求めの前に>
最初にご使用になる前に |
・ご使用に前に水洗いをしてください。
・水を7〜8分目まで入れて沸騰させてください。 |
お手入れ方法 |
《内側》
水洗いで調理の汚れ(焦げ付いた野菜など)を落とすだけで十分です。洗剤を使う場合、柔らかいスポンジで洗ってください。 汚れが気になる方は、クレンザーで洗うことも可能ですが、錫引きされた表面は柔らかいのでキズが付き、いずれ錫が削られ銅の地肌が出てきます。その場合に食品が銅に直接接してもまったく無害ですのでご心配はいりません。
《外側》
水洗いをし、水気を取り除いた後、柔らかい布で乾拭きして下さい。汚れが気になる方は、クレンザーで洗ってもかまいません。銅の光沢はもどります。(※空気にふれているだけでも銅の表面は変色はします。)
・食器洗浄機のご使用はおやめください。
・IHには対応しておりません。 |
ご使用上の注意 |
・決して空焼きしないでください。強火で空焼きすると内側の錫が溶けて固まることがあります。
・鍋の中に料理を一昼夜も入れたままにしますと、料理の表面に薄青い銅化合物ができることがありますので、残ったお料理は別の器に移して保存してください。これは銅イオンが微量に溶け反応した結果ですが、衛生学的にみても何の心配もいりません。 |
緑青について |
湿り気の多い所に放置しておくと銅の表面に銅の錆「緑青」が出ます。「緑青」は長い間、有毒と教えられてきましたが、厚生省の研究により無害と認定されました。(社団法人日本銅センター資料による) しばらく使わずにいたらナベの内側に「緑青」が出てしまったt、というような場合でも普通に汚れを落とすのと同じ感覚で洗い落してください。そのまま安心してご使用になれます。
by中村銅器製作所 |
商品詳細情報
■サイズ
内径 直径180mm×深さ67mm
※こちらの商品は1つ1つ手作業で作成しているため、若干のサイズ誤差が生じる場合がございます。予め、御了承下さい。
■重量
約800g
■素材
銅(内側 錫焼付け)
■生産
日本(昔ながらの製法でひとつひとつ手作業で製作
■メーカー
中村銅器製作所
■付属品
落とし蓋