【フライパン】
製鉄の期限は古代オリエントまで遡りますが、鉄製のフライパンの期限は古代帝政ロマエ時代には確認できます。
鉄フライパンは油なじみがよい上に熱容量が大きく、かつ耐摩耗性と強度も高いため古くから用いられてきました。
鉄はフッ素樹脂等に比較して熱伝導(熱が伝わる速度)が非常に高く、熱容量(熱を溜め込む量)も銅やアルミに比べて大きく、冷めにくいその蓄熱性を利用して調理を行います。現在でもプロの調理人や料理好きな人に好まれます。
鉄のフライパンのコンセプト
コンセプトは良いモノを長く使うこと。
昔ながらの「鉄のフライパン」は育てるものでした。毎日使って、油を馴染ませ、自分仕様に育てていきます。
鉄製のフライパンは錆びさせてしまうことも少なくありません。でもこの鉄のフライパンはOXYNITE(オキシナイト)加工により、極めて錆びにくいのです。
鉄製フライパンは、料理と一緒に鉄分も摂取できる、実は優秀な道具だってみなさんご存知でした?
ガス火とIH両方使えるのでどの時代にも長く使えるモノです。
鉄のフライパンの特徴
・シンプルながらデザイン性の高い、美しい仕上がり。
・鉄製フライパンならではの、ジュッと焼く調理。
・錆びやすい鉄を、こだわりの錆びにくい加工。
・鉄そのものの硬さをアップし、油をなじませやすくする加工。
・IH対応。
・金属ヘラなども使えます。
・最初の空焼き不要。
・料理と一緒に鉄イオン効果による鉄分の摂取。
・使い込む程風合いのでる竹製の持ち手。
・本体と持ち手をつなぐ、熱伝導の低いステンレス。
・重い鉄製フライパンを少しでも軽量化(フライパン外周部分。)
・鉄製なのにお手入れが楽。
特性の窒素加工
窒素加工により表面に気孔が多く発生し、そこに油がしみこむので、大変油なじみが良く、食材がくっつきにくいです。
(くっつきにくいことに関しては、(財)日用金属製品検査センターでの実験によって確認されています。
表面塗装ををしていませんので、空焼きの必要はありません。
鉄製なのでIH電磁調理器での熱効率もアルミとは比べ物になりません。
2.3mmの厚みが、IH(電磁調理器)でのご使用に適しております。(ガス火も可能)
鉄のフライパンの加工へのこだわり
スピニング加工という、陶器ロクロのような製造方法。横に細い線のような跡が美しい。
美しさだけでなく、ロクロのような加工法により、縁の外周部分が少し薄く形成され、鉄製フライパンの毛良貨も考慮されています。
フライパンとして非常に理にかなった成形加工を行われております。
純日本の竹素材のハンドル
軽くて堅牢、腐食にも強く使い込む程に風合いが出ます。四角い形状の竹製ハンドルは食材を皿に移す時に、本体を楽に傾けることができる形状です。
その握り具合の良さは、鉄フライパンの重さを実重量より軽く感じさせる程の形状とバランスの良さを持ち合わせております。竹素材のセレクトには、竹が成長が早く伐採による自然環境への負担が少ないという、デザイナーやメーカーの思いと姿勢がこもっております。
本体とハンドルを結ぶパーツはステンレスで、竹を熱から守る為にサイズが長め。錆びに強く熱伝導の悪いステンレスは竹製ハンドドルへの熱ダメージを抑えます。
※取手部分は、天然孟宗竹集積材を手作業により四角に加工しておりますので、表面に凸凹が見られる場合がございます。
オキシナイト加工
表面を窒化させることで気孔が多く発生し、そこに油がしみこむので、フッ素ほどではないですが焦げ付きにくくなっております。
窒化によりビッカーズ硬度500HV以上の丈夫さがあり、金属ヘラなども使えます。
酸化皮膜が、鉄製のフライパンを錆び難くします。このオキシナイト加工により、鉄のフライパンは鉄製なのに錆びに強い・油が馴染みやすい・空焼き不要・手入れがしやすいフライパンとなりました。
商品詳細情報
■サイズ
W207×H345×D48mm
※こちらの商品は1つ1つ手作業で作成しているため、若干のサイズ誤差が生じる場合がございます。予め、御了承下さい。
■重量
約620g
■素材
鉄(OXYNIT加工) ハンドル:天然木(竹) 金具:ステンレススチール
■生産
日本 新潟県燕三条
■その他
※ガス火・IH対応
※本体の鉄にムラ等が見られる場合がございますが、OXYNIT(オキシナイト)加工によるものです。そのまま安心してお使いいただけます。
※取手部には竹の集成材を使用しております。竹は腐食しにくく、独特の美しさがあり、生育の早さにより環境保護に繋がると考え採用しました。まれに表面に凹凸が見られますが機能には全く問題が有りません。